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持続可能な暮らしを ナウトピアで

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環境学習会 第4回
「持続可能な暮らしをナウトピアのアプローチで」
講師:堀田真紀子
参加費:1,000円
日時:6月19日(日)13:30~15:30
定員:50名
場所:中目黒青少年プラザ5階調理室
*お子様連れでもご参加頂けます。

~今回の講座の内容~
ナウトピアは、目指す世界、ユートピアの暮らしの質を、部分的なりとも「今ここ」に直接出現させ、その体験を共有することで、広げる社会運動。その際、参加者一人一人が思いっきり楽しむことで、口コミが広がり次の参加者が増えたり、自分でもイニシアティブをとって別のところで同様のことを初めてみたい人が自然と出てくることで、勢力拡大しようとするものです。

みんなが心底楽しめる場をつくることをまずは第一義とする「よろこびの政治学」とも呼ばれるこの戦略は、ストイックな我慢がつきまとうと敬遠されがちな環境運動の現場では、効果が大きいようです。

しかし本当にそれだけで環境問題を改善したり、持続可能なライフスタイルを培うには、この「よろこび」の質を、たとえばすべての生き物に対するいたわりや思いやりに満ちたものへと常に深化したり、高める努力が伴わなければなりません。たとえば素材そのものの良さがわかる感受性が育まれると、シンプルなものの方にこそ、よろこびを感じられるようになってくるというふうに。

この講演では、自然との持続可能なくらしをナウトピアのアプローチで広めるとはどんなことか、そのとき、どんなことが起こるかを私がアメリカ・ベイエリアで視察、参加したコミュニティ・ガーデンの事例を中心にお話しできたらと思っています。もちろん同様のことは、自然の循環の中に私たちのくらしを持続可能に埋め込むためのさまざまな「楽しい」こころみでできること。その点では、皆さんの経験、アイデアも募りたいと思っています。

また、そこで味わわれる「よろこび」を、ますますパワーアップさせながら、地球にやさしいものに調律していくには、どんな感受性、気づきを高める、どんなまなびが私たちにもっと必要かについて、私自身、地元北海道の山の自然保護のNPOで実践準備をしている「すべての生き物の集い」などを例にあげながら、お話しできればと思っています。

~講師~ 堀田 真紀子
東京大学人文社会学研究科修士課程終了。1994年より北海道大学言語文化部、国際広報メディア・観光学院で教鞭をとる。専門は芸術の社会機能。札幌の自宅一部を開放して、芸術の発想を生活の変化へつなげる「ひと・ギャラリー森のひろば」、大学の研究プロジェクトをベースに、生活の文化と社会変革の関係について考える「草の根文化研究会」主宰。近年は、パートナーが立ち上げた由仁実験芸術農場という自然やコミュニティをまきこむものづくりの場を手伝いながら、札幌から夕張郡へと段階的な移住をすすめる。2015年、これらの場の運営と、田舎暮らしを本格化させるため、北海道大学を辞職。
著書「ナウトピアへサンフランシスコの直接行動」

~申し込み方法~
Facebookイベントのご参加ポチで、ご参加を受付致します。2名以上のご参加、お子様連れのご参加の方は、メッセージにてコメント下さい。
ご不明な点は、イベント主催者へお問い合わせ下さい。

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