非二元のエッセンス

光だけを見続ける〜「癒し」の基本は、「幻想」を真に受けないこと!

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ここのところ、正直言って、結構、忙しいです(笑)。

札幌、東京、熊本・・・と、リアルの会がこれからも続く中、何が起こってもど〜んと構えていられるために、私自身、一番大切にしてること(忘れがちになることも、多々ありますが 笑)、シェアさせてください。

とんでもない事態が発生して動揺したり、身体症状が出てきたりしたときに、私たちはまずは心を「癒す」わけですが、この「癒し」全般に対して、どんな態度でのぞむ必要があるのか・・・そんな話なので、役にたつ方もいらっしゃるかもしれません!

私自身、これまで、様々な折に、心の動揺や、身体症状を癒すってこと、お勧めしてきましたが、

それっも、諸刃の剣みたいなところがあって、

頑張りすぎると逆効果。

微妙なコツがいります。

・・・っていうと何だか大変な気もしますが、

なぜこんなコツがいるのかしっかり理解して、実践におとしこみ、

それが、これまでのエゴの癖を凌駕するようになれば、大丈夫です!

何よりまず、理解する必要があるのは、

幻想を、やっぱりこれは幻想だったね。

本当は存在しないものを、やっぱり存在しなかったね。

と確かめるだけのことをやってることです。

本当は存在しない幻想なのに、なぜこんなに私たちを悩ませるの?

って聞きたくなりますよね! 

私たちの心の力が強すぎるからです!

私たちの心の力が強すぎて、

私たちがそれを真に受けた分だけ、リアルになって、私たちを悩ませる力を持ってしまうんですね。


たとえば、何かに対して、「怖い!」って思ったとします。

するとその気持ちが怖いものの投影を見せます。

その投影を見て、ますます怖くなります。

ますます怖い投影が見えます。

・・・・

思い→投影→思い→投影・・・と堂々巡りしながら、雪だるま式に恐れが増していくわけですね。

最初に「怖い!」と思った時は、たとえば行灯の光のせいで、子猫の影が化け猫に見えた体の笑い話のようなものだったかもしれません。

でもそれを真に受けて、騒ぎ回り、若い衆を呼んできたり、軍隊を結成して武装したり・・・真に受ければ受けるほど、投影も強まりますます怖くなります。

その連鎖に入っちゃうと、抜け出ることができなくなってしまいます。

これが幻想の世界です。(化け猫の譬え話、ここでは詳しくできませんが、聞いたことない方、もっと詳しく知りたい方は私のこの記事、参照してください)

幻想の世界は、真に受けない! リアルにしない! これが1番の基本です。

話をはっきりさせるために、子猫が化け猫に姿を変えて見えるなんて、荒唐無稽な例をあげましたが、

もっと日常ありそうな話を例にあげてみましょう。

たとえば、ある朝、目覚めると、最低最悪の気分だとしましょう。

その時のリアクションとして、以下のどれがリアルにしてるでしょう?

 「最近、ずいぶん調子良く行ってたのに、一体、どうしちゃったんだろう?」

 「これから仕事本番なのに! 何でよりによってこんな時に、こうなるの? こんな気分だと、成果も出ない!」

 「みんなはどう思うだろう? 私がどれだけ癒されてるかについての評判、台無しだ!」「だってそこに私の評価がかかってるんだもの」

 「どうしよう?どうしよう?(パニック)』「何とか消さなきゃ・・・決定打になるワークやテクニック、どこかにあるはず。何だっけ?(必死)」

答えは全部、「リアルにしてる」。み〜んな、めちゃめちゃリアルにしてますよね!

「最低最悪の気分」と、こんなふうにつきあってしまうと、

幻想はどんどん膨らんで、心の動揺や症状も、増して、

子猫→化け猫に変身していく可能性大です。


ではこれはどうでしょう?

「症状? 依然として出てきますよ! 心の動揺? まだまだ時々、あります・・

 でも、全然、苦にはなりません!

 どうすればいいか、知ってるから!

 ただ淡々と、ワークするだけです」

ずいぶんリアルさ、抜けてますね!

「淡々と」というのは、なぜか、わかりますよね!

本当は存在しないものを、やっぱり存在しなかったねって確かめるためだけのものだからです!

一応、動きはするけれど、「何もしていない」のに限りなく近い・・・

大騒ぎはしない。必要以上気を揉まない。だって、そうすると、存在しないものが、私の心の力でどんどんリアルになっていくから。

そんなふうにやるのが一番です。

あるいはこれはどうでしょう?

「自分の中にまだいる、むずがる赤ちゃんが今、ちょうど泣き叫んでるところ。

 かわいいな!

 泣きたいだけ、泣き叫ばせておこう!

 どこまでも聞いてあげよう! 愛情深く、寄り添ってあげよう! 

 だってこれは、「私」じゃないし・・・

 じゃあ、「私」はどこにいるかというと、「よいよい」とあやしてる側。

 ただ抱擁しながら、見つめてる側。

 しっかり抱擁してあげよう!」

いい感じですよね! 依然として出てる症状や動揺に対して、「臭いものに蓋」、つまり抑圧はしないけれど、

でも真に受けてリアルにもしていない。絶妙なバランスです。

あくまで愛情深く、でも、リアルにもせず・・・

これが、ワークのベストの態度っていっていいんじゃないかな?

というより、こういう態度でいることができれば、いつもそこから、自然にワークが始まります。

*「悠長にワークしてる場合じゃない」?

事態が紛糾していて、問題だらけ。すでに「化け猫退治」の軍隊も発動していて、まさにカオス。どこから手をつけていいかわからないように見える時もあるかもしれません。

こんな大変な時に、ワークや瞑想をするなんて悠長なこと言ってられないよ!

って思える時もあるかもしれません。

でもそんな時こそ、

一瞬、立ち止まって、

見えていることすべてそこに置いておいて、

ただ、「自分はどう感じるか」だけにフォーカスする時間を持ってください。

それをぐっとありのままに感じて、むずがる子供をあやすようにして、実相のやすらかさにゆだねる。

で、やっぱり私は実相の安らぎの側にいた・・・ってそのことを確認しながら、

もう一度「大変」に見えた現実を見直してみてください!

全然違って見えると思います(笑)。

世界に見えるものは、分離の信念のサングラスを通して見えるもの。

緊急事態でもない限り、まずは、ひとまず置いておく。真に受けない。リアルにしない。

で、「どう感じられるか?」だけにフォーカスして、

「淡々と」ワークする(ワークしてうまくいかない時は、ぜひ、呼んでください)。

リアルにしない。真に受けない。でも、心にちょこっと引っかかってるところがある、そのホックを外すために・・・

「どう感じられるか?」は、その「ホック」にあたるところなんですね。本当に、そこだけみてればいいんだと思います。

ワークの成果がどうであれ、

そういう習慣つけるだけで、人生、ずいぶん、シンプルで楽になると思います!

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