イベント

美味しく社会を変える!農業とコミュニティ・エンパワメント

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3月15日(火)18時〜20時 
北海道教育大学札幌駅前サテライト第一教室

安全でとびっきり美味しいものをつくったり食べたりしながら、人や社会をどんどん良い方につくり変えていく。そんな虫のいい市民運動のお話です。
地球上での人間の役割を捉え直し、生態系を修復する持続可能な農業のあり方を追求するアグロエコロジー。
都市の空き地を市民の手で畑に変え、都市住民が再び自然やコミュニティの絆を取り戻すきっかけをつくるコミュニティ・ガーデン。
グローバリゼーションによる地域農業の破壊や、人や自然の健康を犠牲にした食品の産業化から守る地産地消、地域食料自給システムづくり。
認知症患者や障害者も大活躍の自然栽培農業など。
世界各地からの実体験にもとづく話を集めました。食という生活のもっとも基本になることから、地球や世の中に貢献する方法がたくさんある、
そのヒントがたっぷりつめこまれています。

話者 

アフリカにおけるアグロエコロジーとコミュニティ・エンパワメント
佳奈・ロマン=アルカラ

コミュニティ・ガーデンと公共政策     
アントニオ・ロマン=アルカラ

カナダの地産地消ベーカリーによるオルタナティブな食品システムづくり
レイモンド・エップ

一億総活躍社会に向けてーー障害者も認知症の高齢者も参加できる自然栽培
高橋正

司会

堀田真紀子

スタッフ・プロフィール

佳奈・ロマン=アルカラ
食料システム研究者・翻訳家。オランダエラスムス大学/東京大学修士。専門はアフリカの農業政策、農業投資、持続可能な食料システム、アグロエコロジー、システム思考。東 アフリカ(モザンビーク・タンザニアなど)でフィールドワークを行い、NGOや 国際機関・政府機関・企業関係者とともに、持続可能な農業・食料システムの構築を目指す。研究の他に、アドボカシー活動や、国際会議での通訳・翻訳なども行う。現在はサンフランシスコで子育て中。 趣味は鳥類観察、美術製作。好きな食べ物はパイナップルグァバ。

アントニオ・ロマン=アルカラ
食料システム研究者・コンサルタント・教師・ライター・活動家・音楽家・農家。専門は都市農業、パーマカルチャーデザイン、アグロエコロジー、食料システム と社会運動。UCバークレー栄誉学生、オランダエラスムス大学修士。サンフランシスコを拠点とし、主に北半球の都市部における持続可能な食料政策の実現ために草の根レベル・地域レベル・政府レベルで活動を行う。コミュニティ農場” Alemany Farm”創始者。過去にサンフランシスコ市食料政策委員会(Food Policy Council)のオーガナイザーを務める。現在妻とともに子育て奮闘中。好きな食べ物はアイスクリーム。

エッブ・レイモンド
農家・コミュニティオーガナイザー・メノナイト神学校平和学修士・宣教師。1960年米ネブラスカ州生まれ、350㌶のデントコーン大規模農家出身。ネブラスカ大学農学科在学中にアフガン戦争への徴兵制に反対、カナダへ転出しウイニペグ大学卒業。The Land Instituteにて インターンとして有機農業を学ぶ。カナダ、マニトバ州で初のCSA(Community Suppoted Agriculture)を立ち上げる。ウィニペグにてTall Grass Prairie Bread Company を仲間とともに立ち上げ、運営。ネブラスカ州で初のCSAを立ち上げる。北海道長沼町に移り有機農場メノビレッジ長沼を設立。CSAを運営。過去に酪農学園にて非常勤講師を5年間勤める。遺伝子組換え問題に関わり15年。TPPを考える市民の会共同代表。結婚22年、息子4人

高橋正 
介護専門職から、農家へと転職。介護者が生産者となる施設を目指す自然栽培、ただしー農園を経営する。塾やイベント、カフェを通して、広く自然栽培の普及に寄与する。自然に対する該博な知識、共感をベースにした、自然の気持ちを汲みとるような独特の栽培、教育方法に定評がある。

堀田真紀子 
福岡県生まれ。一九九四年より北海道大学で教鞭をとる。専門は芸術の社会機能。札幌ではひと・ギャラリー「森のひろば」というコミュニティ・スペースを、夕張郡由仁町では、アーティスト大井敏恭とともに「由仁実験芸術農場」を運営しながら、近年、札幌から夕張郡へと段階的な移住をすすめる。2015年3月、これらの場の運営と、田舎暮らしを本格化させるため、北海道大学を辞職。主著『ナウトピアヘ サンフランシスコの直接行動』インパクト出版会など。

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