奇跡のコース

「愛の救援隊」で「癇癪の虫」を迎える! ゆるしの一つのアイデア

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たとえば、気分や体調が落ち込み気味で、今学習しても「気持ちよく」はなれないな〜と思う時があるかもしれません。私もよくあるのですが。
 
そんなときは、「ゆるし」の材料がたまってるサイン。「今はよそう」って思いがちだけど、本当はそんなときこそ、効果が上がります。
 
そんなとき、私がやってるのは、ちょっと馬鹿っぽいですが、心の中で、まずは「愛の救援隊」を組織すること。
 
たとえば災害現場では、誰かが瓦礫の中から出た時を想定して、すかさず毛布にくるんで、いたわって、介護や手当や休息得られるところにやさしく運べるようにして待機しますよね。
 
そんなイメージで、ふかふかとして気持ちのいいお気に入りの毛布、クッションを準備して、感じられる不快感のまわりに、気持ちの良い空間をつくってあげます。
 
何より愛情たっぷりに待ち受けることです。すると、ホーリースピリットも応援にかけつけてくれて、救援隊はどんどん優しい、暖かい空間になります。ホーリースピリットはこの手の遊び、大好きですから!
 
その上で、自分の中に感じられる不快感をじっと見つめます。
 
すると、その中から、すこしずつ、「癇癪の虫」みたいなものが、一人、また一人と出てくるのですね。最初はどんなモンスターが棲んでいるだろうと戦々恐々としたりもするのですが、救援隊のやさしさ、あたたかさ、愛のパワーが増すにつれ、本当に可愛い、ちっちゃな子供姿になります。この辺り、この間シェアさせていただいたビデオでライラさんが手紙で話していた通りです。
 
出て来た一人一人の言い分、しっかり聞いてあげます。「だって、こんなに頑張ってるのに、誰も認めてくれない、愛してくれない。注目してもらいたかったの〜 それには病気になるしかないと思ったの〜」などなど。とても子供っぽくってびっくりするかもしれませんが、たじろかずに、まじめに聞いてあげるといいみたいです。
 
そして、むずがる子をなだめるように抱きしめて、なだめてあげていると、だんだん「救援隊」の愛の中、光の中に大喜びで溶けていくのが感じられます。
 
そんなことを続けるうちに、最後には、「救援隊」だけがいて、気持ちのいいふわふわした感覚だけが残れば、ゆるし完了。
 
詳しくは、テキスト19章4節、やすらぎへの障害にありますが、
問題、不快感、体調不良、体のいたみなどすべては、
罪悪感そのものを直視されるのをおそれたエゴが、そこに貼り付けてるレッテル、解釈みたいなものなんですね。何の目的でエゴがそのレッテルを貼り付けているか、その「言い分」をきいてあげ、見抜いて、スピリットの光の中でうけとめると、そこには何にもなかったことに気づくというわけです。
 
子供が、友達を感嘆させようと、「うちはすごいんだ」とホラを吹くのに似てる気がします。でも実際、家について行くと、普通の家だったりするのですよね。
 
エゴがなぜ、こんなに何重にもベールをはりめぐらせて、問題に次ぐ問題をつきつけるのか。
それはそこに何にもないことを見抜かれるのを恐れて、そこまでの道のりを迷路のように複雑にしてしまうのですね。
時間引き延ばし作戦みたいなもの。そこをだーっと暴いていくのがゆるしといえるかもしれません。
写真は小樽の祝津あたりで撮ったもの。この辺の海、本当にきれいです。
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