奇跡のコース

ガイダンスの流れに乗る、もう一つのとっておきの方法は、「ゆるし」

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またまた、フランシスのYouTube番組をみていて、思いついたこと、シェアしますね。スピリットのガイダンスの流れに乗る、もう一つ、とっておきの方法、ありました。ゆるしの実践です。それもかなり徹底的なゆるしです。

普通、ゆるしといえば、何か嫌なことや気がかりなことがあるときにやりますよね。

それをもう一つ進めて、今、この瞬間に、自分がやりたいと思っていることすべてを対象にします。なぜそれをやりたいのか、それを実際やる前に、心の中で、その気持ちを見つめていくのですね。例えば今の私の場合、コップに手を伸ばして、お茶を飲みたい。その気持ちを、静かに見つめてみます。厳しく問い詰めたり、分析して考える必要はなく、優しく、静かに、見つめるだけ。ものごとに向かって、やる気満々、肉食獣的に、身を乗り出して、つかみかかるのの反対。

ちょっと身を引いて、ゆったりくつろぎながら、自分がそれをやりたい気持ちを、ただ、静かに見つめてみる。

すると、スピリットとともに見つめることになり、ゆるしがはじまるので、どんどんそれを「是非ともやらねば」という気持ちが消えていきます。

それら全ては、もっと重要なことから気をそらすための気散じにすぎなかったのね。と、嬉々としながら予定は中止。何にもしなくても大丈夫・・・といった受け身のリラックスした気分が、広がっていきます。

それを、今、自分がやろうとしてるあらゆることだけでなく、考えていることについても、やってみます。その思考を、優しく、静かに見つめると、ゆっくりそれが消えていく。それを一つ一つ、見届けながら、どんどん心が静かに、リラックして、空っぽになっていく様子を楽しみます。

そんなにすべての気持ちや思いを消していって大丈夫なの? と思ってしまうかもしれません。

ここで消えるのは、すべて、無根拠な、独りよがりな思いこみにすぎないんですね。私たちがすること、考えることのほとんどは、無根拠に「それが正しい」とか、「これしかない!」と決めてかかって、盲目的、機械的になされてる。その根拠のない固執というか、頑張りを、静かに、やさしく、距離をとって見つめることで、ゆるめて、心から外していってるだけなんですね。コースの言葉を使えば、夢見てるにすぎないことを、現実だと思ってぎゅっと握りしめてる、その手をゆるめていってるだけなのです。

全ての思いをそうやって、優しく、静かにみつめることで消していき、心が空っぽに、静かになっていくと、そこにスピリットが入ってきます。それがなんとも言えない甘美なやすらぎとして感じられてきます。極上のソファに、身をまかせるときのような、気分です。

と同時に、自分の思いをすべてじっと見つめて、消していく作業は、細心の注意を傾けながら、フル稼働で続行中。

すべての思いを見つめ、抜かりなく警戒する。この目覚めている感じと、ますます受け身にリラックスして、お母さんの手の中の赤ちゃんのように、ゆだねきって、安らいでいく気分が、一緒にパラレルに進んでいく。目覚めていることと、安心することが、バランスしながら混じり合う。この不思議な感じが、ゆるしの真骨頂なのですね。コースにも、「神」と「神の王国」を警戒していなさいとありますが、このことを言っていたのでした。

この状態でずっといると、ある瞬間から、ふわっと運ばれているような感覚が生まれてきます。まるで体が1〜2センチ宙に浮いて、音もなく、摩擦もなく、生きてるような感触です。コースのテキストにあるように、本当に「運ばれていく」ような感覚です。その流れに乗ったまま、その中で、出会うこと、思いつくことを、なんでもやる。自分が他にどんな計画、予定があろうと、その時点では、それがなんの役に立つかわからなくても、とにかくやる。それがスピリットのガイダンスの流れに乗る生活なんですね。

このビデオでも話しているように、それは、呼吸や新陳代謝がひとりでに進むのに似て、意識や作為の介入なしに、自動的に進む流れに身をまかせる感じです。あるいはスポーツ選手が「ゾーンに入る」とか、「流れに乗る」という状態、アーティストがインスピレーションにまかせて創作している状態にとても似ています。

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