アートとしての人生

人生をアートに高めるには?

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クリエィティビティを全開にして、毎日の暮らしを手作り。自由に楽しく生きていくためのとっておきの方法がある。まず、朝起きてから寝るまで、やることなすことすべて、自分が何のためにそれをやっているか。その動機を一つ一つ観察すること。そして、「やらないと予期されることに対するおそれ」からやっていないかどうかをチェックする。

これを始めた最初の日には、かなりショックをうけるかも。ほとんどの行為が、そうだってことに気づくから。まず、朝、仕事にすることから、そうだって人がほとんどではないかな? というわけで、この練習、まずは休日にはじめるのが、おすすめ。

で、「やらないと予期されることに対するおそれ」から自分が動いてることに気づいたら、どうするか。この同じ行動を、愛をベースにした動機からなされているように、とらえ直す努力をする。「愛ベースの動機」という言葉がわかりにくかったら、それ自体のよろこびと、そのよろこびを周りの人とシェアするために、「これこそ自分がやりたいことだ」って思えるようにするといえば、いいかな? 「すべての人はアーティストである」と言ったドイツのアーティスト、ヨーゼフ・ボイスはこれを、Liebe zur Sache 「事象そのものへの愛」って呼んだ。

この転換をするには、まず、「だってやらないと、大変なことになるでしょ?」と思ってる自分のおそれをまずはうけとめて、ジャッジメント抜きに観察すること。そんなふうに、怖がってる自分自身をやさしく受けとめ、ジャッジメント抜きに、つまり責めずに観察すると、『奇跡のコース』でいうゆるしのプロセスが自動的にはじまる。するとちっぽけなエゴではなくて、つながりの感覚の方から、同じことを捉え直せるようになってくる。

するとだんだんくつろいで、大きな、長期的な視点で見えるようになってくる。自分がおそれてることが、笑っちゃうような小さななことに見えてきたり・・・それまで、「やんなきゃいけない!」と思ってたことが、「これでもやりましょうか?」という気軽なものに見えてきたり。他にもいろんなやり方、選択肢があることも見えてきたり。人生の「ゴール」だって思ってたことが、どうにでも料理できる「素材」として、つまり一緒に付き合って、戯れる、遊び道具のようなもの見えてくることすらあるかも。遊びと、笑いと、よろこびのシェア、表現、ギフト、献身の領域へと入ったっていうしるしだ。

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