隔週でやっているオンラインの体験的ACIM学習会、おかげさまで、八回目が終わったところです。この学習会のコミュニティでは、メーリングリストをやっていて、そこではメールやチャットでなされた質疑応答や、みなさんの体験談のシェアを、ご本人の許可のもと、ほぼ毎日、どんどん投稿してます。私の文章を投稿することもあります。
最近はそっちにかかりっきりで、ブログ投稿まで手が回らない状態なのですが、ときどき、「この文章、ブログで投稿すると、学習会メンバー以外の方で、役に立つ人いるかもしれないな・・・」という思いがよぎること、あるんですね。
たとえば以下の文章もその一つです。というのも、ここで引っかかって、苦しい時期を必要以上に長引かせている人、思いのほか、多い気がするからです。
というわけで、ご興味のある方はぜひ!
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最近とみに思うのは、みなさんのうち、熱心にワークなど、実践されている方ほど、心が緩んでオープンになってきた分、
その奥にこれまで抑圧してきたものが浮上し始めて、辛い時期に差し掛かってこられていることですね。
もし心当たりのある方、いらしたら、それは退歩や停滞の印ではなくて、心が開いてきたという、進歩の兆候だってことを思い出して、まずは、元気を出してください。「魂の暗い夜」と呼ばれているこの状態は、古今東西問わず、どんな道を歩んでいるかを問わず、それが真正なものであればあるほど、必ずくぐり抜けてきたものです。
とはいえ、この状態を必要以上にこじらせて、長引かせないために、知っておいたほうがいいこと、いくつかあります。
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まずは、身体単位の「私」が、どんなに動揺して、
信念を潜在意識の中で増殖させながら、投影劇を生み出すのが、止まらなくて、どんどんエスカレートして、ドラマの深みにはまり込んでも、
スピリットとしての私の本性は、何のダメージも受けず、いつもぴかぴか。完璧なままだってことを覚えていてください。この視点から見ると、何も起こっていないってことです!
というわけで、もしあなたが既に「私はスピリットだ」って宣言してしまい、そこに照準を定めているとすれば、
それ以外の「私」(身体単位の身体としての「私」や、潜在意識で、投影劇を作り出してやまない「私」)がしていることを、「リアルにしない」態度を身につける必要があります!
どんな時にこれを「リアルにしない」でいるでしょう?
どんなに投影まみれになって、感情的に取り乱しても、
そんなことをしている「私」を笑って大目に見たり、好奇心を抱きながらながめたり、
「かわいいな〜」といたわりや愛情を注いであげているとき、
私たちは、これをリアルにしてませんよね。
抑圧せずにはっきり感じてあげていますが、
かといって、ジャッジして、「いやだ〜」「大変だ〜」みたいな、反応しているわけでもない。
大好きな映画の主人公に感情移入している時のように、ただ、見守ってあげてます。
これがスピリットとしての私の視点です。
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では、どういうときに、リアルにしてしまっているかというと、
そんなときに、恐れたり、あせったり、ジャッジして、「いやだ〜」「大変だ〜」みたいな、反応しているときですね。
ジャッジの後には、人や自分を責め始めたり、他のものと置き換えたいと思ったり、早く消してしまいたいといった思いが続きますが、
それってみんな、
私は、この「私」、ドラマの中に巻き込まれた身体としての「私」です。
だから、この私のありのままを、このまま放置しておくわけにはいかないの!
って宣言してるのと同じですよね。だから、そこから抜けられなくなり、癒しも進まなくなります。
そんな時に思い出してほしいのは、
スピリットとしての私に至るためには、身体単位の「私」や、投影劇を生み出してやまない「私」を完璧にしたり、クリアにしなければならないということは、全然ないこと。
むしろ、「そのまんま」にしておけるようになる必要があることです。
進歩は動揺しなくなることよりも、
動揺しても動揺しなくなることにある
と言ってもいいです!
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身体単位の「私」や投影劇を生み出してやまない「私」のありのままを、そうやって大目に笑って見ながら見過ごして、スピリットとしての私と合流できると、ぱーっと心がクリアになって、一つ目の私や二つ目の私も含め、安らかになり、動揺も消えたりします。
みなさんも、そんな体験すでに、何度も繰り返してこられたと思います。
とはいえ、それはあくまで、スピリットとしての私でいれることの、「結果」であり、その副産物のようなもの。
何度か成功した体験で味をしめてしまったので、何かの拍子にそこから外れてしまうと、そんな自分にやきもきしたり、ため息ついてしまいがちですよね。
でもそうやってありのままのあなたに対して抵抗し始めると、逆にその中に幽閉されてしまうので御用心ください。
癒しの「原因」はあくまで、神の国としての私に至ることにあります。
この「原因」だけを目指して、たとえあなたが今何を体験していようと、他のことはすべて見過ごしてしまう、「見過ごし」の態度を身につけてください。
特に、「神の国」は愛そのものでできているので、ジャッジや責めや裁きや否定によっては、絶対に近づけないってこと、忘れないでください。
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といっても「言うは易し、行うは難し」ですよね。私自身、何万回も、そこでつまづいてきましたもの。
ワークは余計なことは何も考えずに、「淡々と」やるのを、お薦めしているのも、この罠に陥るのを避けるためです。
曹洞禅の道元さんが、「只管打坐」、「ただ座れ」といったのも、なぜなのか、この視点からみるととてもよくわかります。
コース全体が、聖霊にすべて任せるサレンダーを薦めているのも、そのせいです。自分で行おうとすると、この罠に陥る可能性、高まるからです。あらゆることで、聖霊の助けをあおぎ、どんな思いが湧いても、聖霊の思いに入れ替えてもらうというふうに、赤ちゃん状態で頼り切って、
いつもこの助け手の腕の中で守られている感じが強まるにつれ、「神の国」に自然に運ばれるようになっていきます。
余計なことをせずに、ただ、「神の国」の創造の連鎖に乗る・・・この微妙なバランスに達するのには、
人それぞれ一番入り込みやすい方法、あるのかもしれません。
ピンチの時、自然に湧いてくるインスピレーションは、聖霊からのものであることが多いので、ぜひ従って見てください。
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体験的ACIM学習会、ビデオ視聴参加(好きな時にいつも私に好きな形で質問したり、コメントやシェアなどできます)でしたら、いつでも、何回目からでも参加可能です。それと同時にML参加されることもできますし、ワークブックレッスンを一緒にやるコミュニティなど、コミュニティ参加していただくこともできます。ご興味のある方は私までメール(makikohorita*gmail.com *に@を入れる)ください。