奇跡のコース

祈りのための手順 一つの手がかりとして

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時勢柄もあり、最近、実施する機会が増えてきた
どこでも自分のいる場所から参加できる一斉の祈りの具体的な手順について書いてみました。

恐れを愛に置き換え、ジャッジメントや抵抗をゼロに近づけることができるように、
心を曇らせる投影を、障害ではなく、自作自演の活動として見ることができるように、

ガイドできるよう心がけました。

とはいえ、ここにあるのは、一つのやり方、一つの手がかりに過ぎません。すでに自分の方法が確立している方は、それを使ってください。

いずれにしろ、主体はスピリット。スピリットに合流したら、それににすべてゆだね、まかせるのが、一番です。
ここに書いたことはそのための跳躍台に過ぎないと思ってください!

重要なのはあくまで翔ぶことです!
離陸したと思ったら、どうぞ、すべて忘れて、プロセスにゆだねてください。

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1. 目をつぶって、今この瞬間のあなたのありのままの状態を感じてみましょう。
ジャッジメント抜きに、ありのままを観察できるように、
天気にたとえるのもいいかもしれません。
どんな空模様でしょう? 観察しながら、感じてみましょう。

2. そのまま青空にす〜っと吸いこまれて、あなたの本性であるこの空の果てしない無限に溶けこめそうだったら、ぜひ、そうしてください。(そうでない場合は3以降へ)

3. 荒れ模様の天気、感情の嵐や、心にかかる雲、気がかりが見つかったら、そのただ中へ入っていき、ありのままに感じてみます。

4. スピリットと合流します。以下A~Dはそのためのヒントになるワークです。
自分なりの方法がすでにある方は、ぜひそれを使ってください。もしこの中に、その時の自分にぴったりなワークが見つかったら、それをやって見てください。

うまくいくと、途中で、スピリットが加勢し始めるのを感じると思います。そうしてくれるのを感じたら、その時点で、自分からやろうとする努力を放棄して(ワークもやめて)、ただスピリットの働きに全てまかせ、プロセスにゆだねてしまってください。

A 心身がぎゅっと緊張して、こわばっていたり、無理しているのが、感じられるかもしれません。それを、心の腕で愛情深く、抱きしめながら、やさしくリラックスさせていきます。体の重みをあずけるように、力を抜く感じです。

この世界の中であなたが今演じてる様々な役柄、それに伴う責任・重荷があるかもしれません。その全てを休止させ、忘れ、人生の舞台衣装の全てを脱いで、そこから降りる許可を与えてください。

一見、無責任にみえますが、これがいつでもできることが、全てを蘇らせ、再生させます。つまり、これ以上に重要なことはないわけです。

B 自分を責めているのに気づいたら、愛を雨あられと注いでいきます。「こんな状態ではダメだ」と思ってるのに気づいたら、「あなたのまさにそんなダメなところが、可愛い、愛してるよ」って自分で自分を抱きしめてあげるのです。「そんなバカなことできない」と思ったら、「まさに、それができないところが、また可愛い、愛してるよ」と言う具合に、愛情責めに置き換えます(笑)。

C さまざまな思いや感情が心を去来してざわざわしているのに気づいたら、
目をつぶったまま、それを言葉にして、静かに、ゆっくりと、一語一語、心の中で唱えてみましょう。たとえば、「私には・・・こんなことをしている・・・時間はない」
そうしながら、この言葉そのものよりも、その言葉を受け止めている空間、一語一語の間合いにある空間に注意してみます。
本当のあなたは、思考そのものではなく、
思考をかくまい、受け止めるこの空間です。
そこに意識をおきながら、それが、身体の皮膚の境界を超えて、果てしなくひろがっているのを感じてください。

今あなたの心に浮かぶ、全ての思考、全ての信念を、自分は知ってると信じているすべてを、
この空間に残らず捧げ、明け渡し、心を空っぽにして、みましょう。
私は何も知りません。私が誰なのかも、世界で今何が起こっているのかも、知りません。
どうぞあなたの視点で、すべてを、見せてください・・・と祈りながら。

D. 人を責めているのに気づいたら、ゆるします。
実際、祈りはじめ、内側へ向かうと、
まずは、心配や同情、違和感やいらだちの対象として、いろんな人の顔が浮かぶかもしれません。

でも、その一人一人を、スピリットの視点で、スピリットとともに、見つめることを選び、
「私には正しいことは、何も見えていません。私には何もわかっていません。
あなたの視点で、そこに本当に実在するものだけを見させてください」と祈るうちに、
みんなの顔もだんだんやわらいで、光の中に溶けていき、
その光は、私自身でもあることがわかります。

そして、「ああ、この人と私も本当は一体だったな」ということがわかり、
違和感やいらだちは愛へ、心配や同情は強さを見ることへと、変容していきます。

それはもちろん、自分のためでもあります。
他者の姿は自分の鏡。他者をスピリットとしてみ出すのは、
自分自身をスピリットの愛にあふれた強靭な存在として見出すことと、
区別がつかない形で同時に起こるからです。

その時気づくのは、その人の光は実は自分の光でもあり、この一体の光(サンシップ=神の子の一体性)は、全ての意識ある存在の原因、神の中での一体性であり、
その中では、あなたも私も、全ての意識ある存在も不可欠の部分をなしていて、
その一つでも欠けると、全体の光がなりたたなくなることです。

だから、光として誰かを見出すたびに、「ありがとう、あなたの光のおかげで、私の光もあります。あなたは私の救い主です」と感謝して、手をあわせれるようになる。
目をつぶって、誰か気がかりな人の顔が浮かぶたびに、この作業を繰り返します。
だんだん心が静まり、自分がすでに、祈りのゴール、神の中にいることに気づくかもしれません。

5. スピリットと合流したら、その中に、共に祈る全ての仲間が、全ての意識ある存在が感じられるのを確かめてください。

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