奇跡のコース

世界は夢、だからこそ、愛しい!

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世界を夢、幻想とみなすといえば、虚無主義的に聞こえますが、
実際、体験してみると、虚無主義的な感覚とは程遠く、
世界と自由に関われるようになるし、喜びや愛しさも増していきます。

この感じ、なんとか言葉にしたいけれど、なかなかできない、もどかしさがありました。

すると、今日、ブレント・ハスケルBrent Haskellという人が書いた『言葉を超えた旅 コースのワークブックの友』Journey Beyond Words A companion to the Workbook of the Courseという未邦訳の本を読んでいると、その感じをピタッと言い当てた、興味深い一節があったので、日本語訳してみました。

「コースは私たちに、この世界に価値を見出してはならないいと言っています。ここで重要になるのは、世界に価値を見出さないとは、世界を愛さないということを意味するわけではないということです。実際、その正反対なのです。ある人間関係にあなたが価値を見出す限り、その人を真に愛するのは不可能です。コースの中で私たちが学ぶ通り、愛とは自由なのだと分かれば、その理由がなぜなのか、明らかです。

あなたが他の誰かとの関係に価値を見出すとき、それは、あなたの自己定義、あなたの自己概念の一部になってしまいます。するとあなたはその人を「必要」とするようになります。あなたが誰かを必要とする時、その人とあなたの関係に影響を与えるようなどんな変化も、あなたは知らず知らずのうちに抵抗を見せることになります。煎じつめて言えば、あなたが愛していると自称するその人の自由を、あなたは否定しようとしていることになるのです。

あなたがその人との関係に価値をおかず、それを必要としないときにのみ、あなたはその人に完全な自由をゆるすことができます。そのように、真の自由をゆるすことによってのみ、あなたは、真に愛することができるのです。私たちは1つですから、そのような自由と愛を与えることによってのみ、そのような自由と愛を、あなたは自身の人生の中にも、受け入れることができるようになります」。

ここで「価値を見出す」valueと呼ばれているのは、それを自分を満足させるために利用したり、特別な関係を結ぶこと、執着することと言い換えること、できそうですね。
そうした態度を手放すことで、
「可愛い子には、旅をさせる」風の、相手を信頼しながら、自由に羽ばたかせる、コントロールを一切放棄した愛が、渾々と湧き出てきます。

そのお手本は、私たちが何をしても、自由意志を尊重して、干渉しない聖霊の愛がそのお手本の最たるものでしょう。

ここでは人間関係の例があがっていますが
あらゆる物事にこの態度をあてはめることができると思います。

どんなものも、ジャッジせず、抵抗せず、ありのまま、感謝しながら受け入れる
日々是好日。

そうするほどに、愛が心にみなぎってくるし、
すべては夢という実感も、高まっていきます。

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