今、コースの原因、結果の考え方について集中的に読みこみながら、瞑想をしているのですが、
なぜ世界が幻想だといってるかが、とってもはっきり見えてきました。
コースでいう原因は、神、愛、光・・・（何と呼んでもいいのですが、私は何にも名付けないのが一番しっくりいくのですが、とりあえず、「愛」と呼びますね）
それは、とにかく、自分の中でそれを感じるだけで、すべてが完成してしまい、この完成、喜び、安心感を、すべての人と分かち合うことができる、そんな実体のこと。
この「愛」を心の感じてるだけで、見るもの聞くものすべて、一つ残らず、会う人すべてがその愛に浸されて見えてきます。一体感が感じられてきます。幸福な時はすべて薔薇色に見えるように、体験がそくざにパースペクティブに、物の見方に溶けこんでいくのですね。
この「愛」を感じながら人と会うと、誰とでも、懐かしい旧知の人に会ったような気がしてきます。
この「愛」が、すべてのものの原因になってるのが肌でわかります。
自分がどこまでも拡張していく、とにかく素晴らしい感覚です。
でも、この世の直線の時間の中、因果関係の中でふつう「原因」と呼ばれてるその他のものは、こんなふうに、感じるだけで瞬時に分かち合われたりすることはありませんよね。
たとえば、昨日私は美味しい湧き水を汲みにいって、それで美味しい「こだわりの」お茶を飲んでいますが、
湧き水について心に思っただけで、この美味しさが、他の人と瞬時に分かち合われたり、
目に入るすべてのものも、清涼感にひたされて見えてきて、ああみんな「一つだ」って感じられたりすることもありません。
ただ私が個人的においいしお茶や、健康にいい体験を楽しんでるだけです。
そんなの本当につまらない。
愛の中ですべてが一つにつながる素晴らしさを味わった後は、
この種の体験は、死んだもの、実体のないものにしか感じられなくなってきます。
その意味で本当に実体のない、絵に描いた餅のような幻想の世界だって思われてきます。
とはいえ、もちろん直線の時間の中にある「原因」も、アーティスティックな表現力の力で、
即座にみんなと分かち合える「原因」へと高めることはできると思ってます。
表現力を駆使して、このお茶が喉を通っていくプロセスを描いて、
読んでくださる方の喉も、思わず鳴ってしまう・・・なんてこともできるかもしれませんしね。
瞬時にみんなと分かち合えるもの以外は、私は何も求めない！ いらない！って心から思った時、
この世界にはない、形にならないこの「愛」そのものへの探求が始まります。
それは、どんなドラックよりも甘美な体験。私、完全に中毒状態に陥ってます（笑）