奇跡のコース

大掃除して、空っぽになった心に、赤ちゃんが生まれる話

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前回の読書会のテーマは「年末心の大掃除」でしたが、
心の掃除を徹底してやると、
お掃除のスピードが加速化していき、
ある時点から、自動システムで掃除が進み始めます。

そんな夢のような話、あるのかしらと思われるかもしれません。

秘訣は、どんどんどんどん若返って、赤ちゃんに戻ってしまうこと。
そして、心のゴミの片付け係さんであるスピリットになんでもかんでもゆだねてしまうこと。

何か心に疼くもの(ストレスや怒り、悲しみ・・・)を感じるたびに、はじめは、
「こんな嫌な思いが心に見つかったの、片付け係さん、お願い」
って(ちょっと居丈高に?)スピリットに渡していたのですが、

それがだんだん、もうやることといえば、心をぱかっと開いて
「この変なものなあに?、私には全然わからない、理解できないの。このままおまかせするわ」って、疼くところを、根こそぎ、片付け係さんに持って行ってもらうだけ。

次第に、そうやっていちいちたずねることすらしなくなり、
ただただ、心をいつも、片付け係のスピリットに向かって、奥の奥まで全開にして、
「何か出てきたら、お願いね」とゆだねてしまうだけになってきます。

すべておまかせした後には、ただただ、うっとり休み続けます。

それでも「私の思い」がまだ、ほんの少し、痕跡のように残ってるとすれば、それは「ささやかな意欲」だけ。
それはなんのための意欲かというと、
「いつも、なんでも、スピリットに教えてもらおう、私には何もわからない。私は何も知らないのだから」という意欲です。
「私がやらねば、頑張らねば!」という意欲というより、おまかせするために「いつでもしりぞきます」という意欲です。

ささやかな意欲だけ残して、私は退き続け、心を空っぽに。
疼くものが現れても、自分では握りしめず、開ききったまま、ただスピリットにお片づけをお任せ

そうしていると心の自動清掃システムが動き出すのですね。

で、心が本当に空っぽになったとき、私は赤ちゃんのようにスピリットにおまかせっきりの状態でただただ眺め続けるのですが、

この心の空洞、赤ちゃん状態の意識で穿たれた空洞に、もう一人、赤ちゃんが産み落とされます。
それは、若々しく、みずみずしく蘇った世界のすべてみたいな赤ちゃんで、中を覗き込むと、これまで私が愛してやまなかったもののすべてがある。愛したすべての人、すべての動物、全人類と、すべての生きとし生けるもののエッセンスがそこにある感じ。

これが多分、神の子。完璧な愛とコミュニケーションの媒体です。

とても便利なものです。
たとえば、誰かが心配になっても、この赤ちゃんの中をのぞきこめば、笑顔のその人が見えて、その人のエッセンスを内側からじかに感じられて、心の芯からあたたまるような安心感で満たされます。

というわけで、今回は心の大掃除から、赤ちゃんの誕生までがテーマ。
その移行のカギになるのは、「私は何も知らない」。というわけで次回の読書会のテーマはこれしかないですね。

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