奇跡のコース

振り子運動の中で癒していく!

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癒しのは、振り子運動の中で進む気がします。

振り子が片方の極に傾いた時、私たちは、心の闇を手放していき、
もう片方の極に来た時、光との一体化を感じる。

片方の極に勢いよく振り子が傾くと、
もう一方の極にも、勢いよく振り子が傾きます。

たとえば、深いゆるしの後には
深い一体感、奇跡、神秘体験が待ち受けているという風に。

もちろん闇の側に振り子があるときは、痛いのですが、
しばらくすると、その分、深いよろこびが必ずくる。
だから安心。
それを何度も体験するうちに、
いたい・・・も、「イタ気持ちいい」って感じられるようになる。

この振り子が、揺れてる、揺れてる・・・って感覚がある限り、
目覚めへ向かって着実に歩みを進めている気がするし、

何より、うそをつかず、ごまかさない、
一生懸命生きてる、本物の私でいるという
胸のすくような解放感、味わえます!

***
ただ時々、振り子が壁にはりついて動かなくなることも。

なんとなく、無気力、心全体が靄につつまれたみたい。
これといって辛いこと、悲しいことはない、
それどころか、世間的にはとてもうまく行ってる
でも、なんだか閉塞感がある。
このままだと、心が生きた屍、ゾンビになりそう・・・

そんな時は、実際、振り子が動けなくなってるわけで、
ぜひとも取り出す必要があるのですが、
壁のどこに振り子が埋め込まれているのかさえわからなくなってることもしばしば。
「そんなもの存在しないよ!」って思えることすらあるほど!

でも、どんなに抑圧され、封じこめられても、振り子は揺れたがってる。
本当はその圧力を感じるから、閉塞感感じるのよね。

殻を破って、もっともっと自由になりたいっていう憧れが、心のどこかに見つかるはず。その憧れの中に、本当のあなた、スピリットがいる。

そんな気分の中で、心に立ちこめる靄の奥を深く深く、見つめて
一番傷つきやすい、一番痛む部分を、
つきとめていきます。

「ここだ!」ってつきとめられたら、それをしっかり感じながら、
言葉をつづったり、叫んだり、体を動かしたり、
とにかくその瞬間、可能なかたちで、表に出すうちに
解放感やよろこびが、ドット流れこんでくる。

振り子が光の極に向かって揺れ出した証拠!

振り子が揺れ出すと、一緒に心が躍動しはじめ、再生し、蘇り、どんどん元気になっていくのがわかるはず。

もちろん、揺れ始めは、少々キツイかもしれません。

自分が大切にしてきた個性、プライド、「いい人」「素敵な人」「いい人」「スピリチュアルな人」・・・・やさしいセルフイメージの仮面が揺さぶられ、解きほぐされていき、

その奥に隠してた闇、
がんばって、「特別」な人にならないと、「特別」なものを身につけないと、ありのままの自分ではダメ。劣等感、承認欲求、無価値観、犠牲者意識・・・などなどが浮かび上がってくるかもしれません。

世の中のほとんどの人は、セルフイメージを完璧なものにするために、あくせく努力しています。でもそれは、振り子を壁にくくりつけたり、埋めこんで、それが動かないように絶望的な努力を繰り返してるのと同じこと。

でも本当のしあわせは、振り子が揺れるに任せ、セルフイメージをゆさぶり、浮上した闇の奥に、「イタ気持ちいい」自由と解放感を体験することにある。

とはいえ、心の中で魔女狩りでもするように、心の奥をむやみにほじくる必要もないと思います。どうせ、振り子は何度も、戻ってくるのだから。その度に、少しずつ、自然に浮上するものを、見つめ、手放していけばいい。癒しも奇跡も、「故意に」起こそうとして、起こせるものじゃない。

一番重要なのは、揺れようとしている心の躍動を素直に認めて、それに素直に寄り添っていくことなんだと思います。

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