非二元のエッセンス

棲みにくい場所が見つかったら? 癒しは「する」ものではなく、自然に「なされる」もの

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棲みつきにくい場所が見つかったら

一番重要なのは多分、「棲みにくい場所を一掃するぞ!」といった、鬼退治のようなモードにならないことだと思います(笑)。そうすると、エゴにプロセスを乗っ取られてしまいます。

そもそも癒しは、身構え、力んで、何かを「する」doというより、
「する」ことを、ときほぐし、力を抜き、ゆるめて、元きたところに戻していくundo からしかこないこと、はっきりさせておきましょう。

何かに向かう気づきではなくて、
自分自身の中にふ〜っと安らう気づきの中に、治癒力があるわけです。

ではどうするか。一番簡単なのは、とりあえず、ただただ、その近辺の「棲みやすい場所」に、気持ちよく棲みついていることですね。そしてその安らぎが、自然にその「棲みにくい場所」にも、自然に沁みわたっていくのにまかせることだと思います!

前回の記事の中で、「手」の中に本当に「棲みつく」ことができると、自動的に全身に棲みついているのに気づく・・・と言いましたが、実際、どこかに本当に棲みつけるとその作用は、全身に及ぶからです。

どこであれ、そこに真に「棲みつき」、どんな客体に向かおうともしない、つまり「お出かけしない」、ただ、自分自身の中に安らいでいる気づきは、純粋な気づきです。

純粋な気づきは、どこにもいきませんが、その代わり、
ただ、自分自身の中にあることで、
あらゆるものと、内で一つにつながって、身体の内はもちろん、外にも、偏在することができます。

だから、どこかに真に「棲みつく」ことができると、その作用は、全身に及び、ひいては、全てに及ぶのですね。

「棲みにくい場所」の「棲みにくさ」が、身体に深く刻み込まれた、抑圧された辛い記憶、トラウマからできている場合も、純粋な気づきのこの安らぎがそこに滲み入ると、抑圧をゆるめ、和らげていきます。

打ち明けると叱られると思って、いっぱい秘密を持ってる子供も、あたたかく見守っていると、「もしかしたら、打ち明けても大丈夫かも」って信頼して、少しずつ心を開いてくれるのに似てます!

というわけで、「この凝り、この緊張は、どうやら心因性みたい、トラウマが刻み込まれているのかもしれない。それがなんだかわからないけれど・・・・」と思われるときも、
とりあえず、自分が一番いやすい方法で、ただ、純粋な気づきでいてください。それが基本になります。

そこから、少しずつ、トラウマの内容をなすものが姿をあらわしてきても、
純粋な気づきのさまざまな性質が、身体のその箇所に刻み込まれたトラウマのいろんな性質を宥める働きをしてくれます。

たとえば、純粋な気づきに備わる一体感は、
愛を求めて拒絶された記憶をなだめてくれます。

あるいは、純粋な気づきに備わる、体験内容の影響を受けないところ、
どんな辛い体験も、それをただ上空から見守るような安全感は、
暴力などに圧倒された記憶をなだめてくれます。

また、純粋な気づきのよろこび、光り輝く性質は、デプレッションをもたらすような暗い記憶全体を明るく照らしてくれます。

とにかく、万能のヒーラーなんですね。

中に詰まっている記憶が、どんなものか大体目処がついてきたら、
純粋な気づきのさまざまな性質、たとえば、一体感、安全感、よろこび、安らぎ・・・などのうち、
その記憶をなだめるのに、一番効果を発揮しそうな面を特に自覚しながら、純粋な気づきでいると、いいかもしれません!

ジュディスさんが提唱されている方法として、今回の瞑想会でもご紹介した、コア・ブレス Core Breathというものがあります。身体の各セクションのコア、要するに、チャクラの中で呼吸するというだけの、これもシンプルなワークです。

チャクラは、純粋な気づきそのものではありませんが、そこへと開いた窓のようなもの。棲みつきにくいセクションはまるで、空気のこもった部屋のように感じられますが、このワークをすると、そこから新鮮な空気が流れ込んでくるようです。

といっても、このワークも身構え、力んで、「する」doものではないってところが、ポイントな気がします。一生懸命、チャクラをイメージして、そこに呼吸を吹き込む・・・というのとは全然違います!

逆に、すでにあるものが、「あるね」って認めるだけ。ただただ、楽〜に、繊細な気づきだけを働かせる感じです。この気づきは、ラジオの周波数を合わせるつまみのような働きをして、いつもそこにあるけれど、普段は気づかずにいる振動する身体を、露わにしてくれる・・・そんな感じです。


呼吸もこちらの意図とは関係なく、自然に、なされます。
それにただ寄り添うだけです。

何にもしないで、ただ楽にしてる。ただ、繊細な気づきだけを寄り添わせる・・・
この感じを掴むために、身体が振動に包まれているのに気づく以下の実験、おすすめです。

最初は、振動が感じられなくても、やっている間にだんだん感じられることがあります。ぜひ、試してみてください。

ワーク 身体全体が振動で包まれるのを確かめる 

静かに、椅子に腰掛けてください。目をつぶった方がいいと思います。
重みを床に完全に預けながら、リラックスして、
両足に棲みついてください。すると、足の裏の中心あたりに、かすかに、かすかに、振動している点があるのに気が付かれるかもしれません。

なんとなくでもそれに気づいたら、今度は両踵の中にある点が、この振動に共鳴して、振動していないか、確かめてください。

踵の中のこの点の振動を感じていると、今度はそれが足を伝って、膝の中心にある一点を震えさせているのに、気づくかもしれません。
この振動を感じていると、それが脚を伝って、骨盤の中心にある一点を振動させているのに気づくかもしれません。

骨盤の中心にあるこの一点の振動を静かに感じていると、その振動が、お腹の中心に、さらには胸の中心にある一点に伝わり、一緒に振動させ始めるのに気づくかもしれません。

胴体の中心の振動は、脚よりも、感じにくいかもしれません。というわけで、胸の中心まできたところで、今度は両手のひらの中心が、同じように振動していないか、確かめてみます。それが感じられたら、その振動が両肘の中心に伝わり、ひいては、両肩の中心に伝わっていくのを確認してください。

次に両肩の中心の振動を感じながら、それが首の中心に、ひいては頭の中心に伝わって、それらの中心も振動しはじめるを確かめてください。

全身がすっぽりと振動に包まれて、揺れています。胴体、首、頭など、振動が感じにくい箇所もあるかもしれません。

そんなときには、まず、とりあえず、感じやすい部分(手や脚など)の振動を感じていてください。すると、それが、振動が感じにくい場所の振動にも共振を引き起こし、それらも、振動に包まれて感じる手助けになってくれます。

このワークで、身体が自然に振動に包まれていく感じがつかめたら、状況がゆるすときに、頻繁にやってみるの、おすすめします。身体がどんどん軽くなっていくのに気づかれると思います。

このワークに慣れてきて、いつでも、振動に包まれた身体に入って行けるようになってわかることがあります。

重い身体の知覚と、軽やかな振動する身体の知覚は、ラジオの周波数を合わせて、別の番組を聞くのと同じようにして選べることです。

両者はぴったりオーバーラップして、いつもそこにあります。ただ、意識のフォーカスを、どちらに合わせるかで、どちらかがそこにあるように感じられるんですね。

気づきが、繊細なチューナーのような役割を果たしてくれます。それを静かに、繊細にひねると、振動する身体が現れる感じです。そちらに、フォーカスが今、合ってるので、重たい身体の方は感じられなくなってる。でも、それをまたもどして、重い身体だけが感じられるようにすることもできます。

重い身体の特に重く感じられる部分、つまり「棲みにくい場所」の癒しを早めるために、私が今、挑戦しているのは、両者を微妙にオーバーラップさせながら、両方同時に感じることです。

あれこれ試しているうちに、両方の身体が同時に、オーバーラップして感じられるように、気づきのチューナーをひねることもできるのに、気づいたのですね。重い身体も感じられるけれど、軽やかに躍動する身体も感じられる。その状態にとどまりながら、このまま、この振動に包まれた身体を感じていると、癒しの力が自然にそこから、重い身体の方にも流れ込み、沁みわたっていくのが感じられるんです。

自分がやるのではありません。振動する身体の方から、勝手に軽やかさ、明るさが、重い身体の方へと、沁み渡っていくのです!

あるいは、重たい身体を感じることと、この振動する身体を感じることを交互させてやったりするのも、面白いかもしれません。

この振動する身体も、純粋な気づきそのものではありません。だって、微妙ですが、客体ですし、どこにあるか、特定できる。つまりロケーションがありますから。

ただ、そこから、気づきの特質をなす光や安らぎや軽やかさが流れ込んでくるところをみると、そこに限りなく近い、その一歩手前にあるもので、そこへ向かって開いた窓のような役割を果たしてくれているのがわかります。

コア・ブレスの自然な始まり

何度か身体が振動につつまれていく、このワークを続けていると、骨盤、お腹、胸、首、頭といった各セクションの中心をなすチャクラも、この振動の中で、自然に感じられるようになります。

この振動に、呼吸を寄り添わせて、このチャクラの中でかすかな呼吸がなされてると感じるのが、コア・ブレスです。自分で息を吸う、吐くというより、自動的にそこで呼吸がなされるのに、まかせる。あるいはそれを、観察する感じです。あるかなきかの、静かな静かな、繊細な呼吸です。

ただそれを静かに感じてると、だんだん、そのセクションが、明るく輝いて感じられてきたり、新鮮な空気で満たされるような気がしてきて、文字通り、「棲みやすい」部屋に変貌していくのに気づかれるかもしれません!

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