非二元のエッセンス

体験的ACIMの会はじまりました!

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体験的ACIM学習会、とあるお友達からリクエストがあり、いろんな偶然が重なって、一昨日、第一回目を開催することにしました。

なぜ「体験的」か?

「指を見て月を忘れる」とよく言いますが、
言葉にならないものをめぐる言葉って、本当に、月を差す指に過ぎない。
あるいは、跳躍台に過ぎません。

重要なのはその指が指す方向に向かって跳躍することですよね。

でも、実際に跳躍するのは、なかなか勇気がいることなので、ついつい、月そのものではなく、月を指す「指」ばかりじろじろ眺めたくなったり、跳躍台を頑丈に、完璧にすることにばかりかまけて、跳躍することそのものは、後回し、先延ばしにしがちです。

私自身、コースを学び始めた頃、それをやってしまって、とにかく、言葉としてのテキストを、頭で完璧に理解しようと、してましたね(笑)。それが実は、「跳ぶ」のを何とか後回しにして、避けるための防衛戦略になってました! 

そこにもう舞い戻りたくはないので、今回は、テキスト密着でやるのは避けて、体験に直に跳びこむことを、目標にすることにしました。
あちこち、寄り道も、いい!

とある奇跡についての講座

他の道、特に私自身並行して学んでるルパート・スパイラさんのダイレクトパスもたくさん、参照しながら進みます。

というのも、コースの原題はA Course in Miracles(とある奇跡講座)であって、The Course in Miracles (かの奇跡講座)ではないからです。マニュアル編でもはっきり言われているように、同じゴールを目指す世界中に無数ある道の一つa に過ぎないってことですね。もし、theがついていたら、唯一無比の決定版 の奇跡講座ということになりますが・・・・

ときどき、別の道に出ると、ぐっと進みやすくなるのであれば、そちらの道をとるのも、いいのではないでしょうか?

「スクリーン」の比喩を使って特別の関係・神聖な関係を説明すると?

実際、ルパートさんを援用すると、わかりやすくなること、よくあります。たとえば、人生を映画にたとえるなら、私たちの本当の幸福の源泉は、映画の内容の中にではなく、映画全体がそこに映るスクリーンにあります。スクリーンは、私たち全てが分かち合ってる共通の存在の基盤であり、純粋な気づきであり、本当にそこに存在するもの。コースの言葉を使えば実相であり、愛ですよね。

そこにだけ、愛を、幸福の源泉を求めれば、裏切られることはありません!

でも、ほとんどの人は、映画のストーリーの中にそれを求めています。映画の中にスクリーンが人の形をとったり、出来事の形をとって現れるって信じてる。このレベルの混同が、コースの言葉で言えば、「特別性」の問題ですね。
もちろん、スクリーンは人生の映画の中に、人や出来事の形をとって現れることは決してありません。

その代わり、映画のあらゆるところに現れてる!投影のヴェールを剥ぐと、どこからでも現れるわけです。あらゆるものが愛でできているわけですから。

「私の人生、特別の関係だらけ!」と思われる人もいるかもしれません。私もそうでした。でも全く大丈夫です。

「特別の関係」を誰かと結んでいるなって気づくたびに、それを「神聖な関係」に反転させればいいわけですから!特別な関係を神聖な関係に転換することが、コースの道の要に当たる部分です。

「神聖な関係」とは、誰かをスクリーンと混同するのをやめて、その人と、一緒にスクリーンに入っていく、あらゆるものの存在の基盤としての愛に入っていくことです。

相手が学習者でなくても、大丈夫です。こちらが、スクリーンになって、相手を包み込んであげればいいわけですから。学習者でなくても、そうすると、伝わります!

相手を全く自由に放っておけて、自分に対して、特定のことをしてくれるといった期待も一切せず、でも、その人との間に、スクリーンでつながっているとき特有の、あたたかい無条件なつながりが感じられるようになったら、神聖な関係に近づいているって思ってます。 

やっぱり、サレンダーは、いい!

今回改めてコースを読み直して、つくづく思ったのは、コースの真骨頂、サレンダーという方法の素晴らしさです。

すべてを聖霊、本当の私の記憶におまかせして、ゆだねていくサレンダーって、本当に、安心で、確実で、無駄がないです。

これがどんなに素晴らしいかも、ルパートさんを援用するとわかりやすいです。とくに、リア王とジョン・スミスの話です。
名優、ジョン・スミスは、幸せに暮らしていたのに、ある日、悲劇の主人公、リア王を熱演し過ぎて、リア王の世界から出れなくなった。それは、エゴに囚われて悩んでいる私たちと、そっくりだっていう話です。

このたとえ話のすばらしいところは、リア王としての視点から見える世界には、無数の問題、それこそ、数百数千のの問題が見えるかもしれないけれど、その解決法はたった一つ、自分はジョン・スミスだって思い出せばいいってことです。

これと同じことがエゴに発する問題に悩む私たちにも言えます。アイデンティティのお引越しをするだけで、全ての問題が消えるって思うと、シンプルで、本当に気が楽ですね。

ただ、自力でそこから出ることはできません。自分のやり方で、やろうとしてしまうからです。ジョン・スミスがリア王の流儀で、リア王の世界から出ようとしても、出ることはできません。心の奥底にゆらめく光、本当の私の微かな記憶だけをたよりに、それに全てをゆだねていくしか、ありません!

学習会、これからどうするか

こんな具合にはじまった学習会。第一回目は、テキストは第1章、ワークブックレッスンは1〜12を中心に扱いながら、一昨日終えたばかりです。

ここでちょっと触れた話題の他、ミラクル、奇跡について、時間についてなど、お話ししています。

内容、ご興味のある方、今からでも、ビデオ視聴参加はすることができますので、ぜひ、ご連絡ください。非二元のメディテーションの会と同じシステムで、フォローアップつき参加費、1000円です。

リアルタイムのオンラインの会は、隔週くらいで開催したいと思っています。インテンシブなシェア会の側面も持っているので、定員は7〜8人。基本は今いるメンバーでぎりぎりという感じですが、もし参加したいという方がいらしたら、私まで、相談してみてください。

連絡先はmakikohorita*gmail.com (*に@を入れる)です。

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